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クレーンで登場 ディーゼル機関車

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クレーンで登場 ディーゼル機関車

クレーンで軌道上に下ろされるディーゼル機関車。後方は専用の車庫=兵庫県養父市 クレーンで軌道上に下ろされるディーゼル機関車。後方は専用の車庫=兵庫県養父市

 一円電車を定期運行している旧明延鉱山(兵庫県養父市大屋町)に、富山県の立山砂防工事現場で活躍したディーゼル機関車1両が到着した。今月9日の一円電車体験乗車会でデビューし、地元は一円電車の予備車と保守点検に活用する。

 ディーゼル機関車(全長3・5メートル、幅1・4メートル、高さ2・1メートル)は平成2年製造で、27年に廃車となり、国交省北陸地方建設局の払い下げ車両として養父市が2万円で落札。一円電車の軌道軸幅(762ミリ)に合わせるため、大阪・藤井寺市の輸送機整備会社に改造を依頼していた。

 市は今回、改造費など約600万円を予算化。この日、改造を終えた車両は10トントラックの荷台に積まれ、予定より約1時間遅れて明延に到着した。

 地元では、一円電車の常設軌道(全長70メートル)を10メートル延伸し、新たに車庫を整備。ライトグリーンの車体に「立山砂防事務所」のロゴが入ったディーゼル機関車は大型クレーン車につり上げられ、作業員が慎重に軌道上に下ろした。

 この後、ディーゼル機関車のエンジンをスタート。軽快な音でゆっくり動き出すと、地元住民らは拍手で試運転の成功を喜んだ。

 小林史朗区長は「本格的な軌道延長の夢実現に近づいた。数年先には新たな軌道で一円電車を運行させたい」と話した。

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 9日は今年初めての運行日(午前10時~午後3時)。運行前にスタッフらが一円電車とディーゼル機関車の安全祈願祭を行う。

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