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【東洋ゴム免震不正】「本社出向の人間が偽装に手を染めた」…規範意識欠如の企業体質に現場も嘆き

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【東洋ゴム免震不正】
「本社出向の人間が偽装に手を染めた」…規範意識欠如の企業体質に現場も嘆き

不正の舞台になった枚方寝屋川消防組合の庁舎=大阪府枚方市 不正の舞台になった枚方寝屋川消防組合の庁舎=大阪府枚方市

 負の連鎖を断ち切る覚悟はあるのか。免震ゴムの性能偽装を認識しながら出荷を続けたとして、当時の経営トップまで立件される事態となった東洋ゴム工業。東証1部上場企業でありながら、会社ぐるみで不正に手を染めていたとみられる。断熱パネルや防振ゴムのデータ改竄(かいざん)など過去10年で明らかになった不正は4件。その「規範意識が欠如した企業体質」に社内外からは厳しい声が上がる。繰り返される再発防止の誓いもむなしく響くばかりだ。

 同社では平成19年、断熱パネルの耐火性能偽装が判明し、当時の社長が引責辞任。免震ゴムと防振ゴムの性能偽装が相次いで発覚した27年には、信木明前会長や山本卓司前社長らが辞任に追い込まれるなど、不正の発覚がトップの経営責任に発展してきた。

 ただ、不正があった免震ゴムを製造した子会社の東洋ゴム化工品の60代の元従業員は「子会社の従業員は働き蜂そのもの。本社から出向してきた人間が偽装に手を染めていた」と指摘する。さらに「不正が何度発覚しても責任を取るのは経営トップだけ。本社の担当者や幹部レベルが何の責任も負わなかったことが不正の温床になったのではないか」と憤る。

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