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民営化30周年迎えるJR西日本 事業多角化へM&A、不採算路線は撤退も 来島達夫社長に聞く

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民営化30周年迎えるJR西日本 事業多角化へM&A、不採算路線は撤退も 来島達夫社長に聞く

JR西日本民営化30年の業績推移 JR西日本民営化30年の業績推移

 国鉄が昭和62年に分割・民営化され、JR西日本が発足して4月1日で30周年を迎える。近畿圏での鉄道事業強化や、不動産事業などへの経営多角化により、平成29年3月期の連結売上高は発足時の約2倍となる1兆4500億円を見込むまでに成長した。30周年を前に産経新聞のインタビューに応じた来島達夫社長は、「地域とともに生きていく企業の色合いをより鮮明にしていく」とアピール。M&A(企業の合併・買収)や、不採算路線の撤退による効率化なども検討し、さらなる事業拡大と地域社会への貢献を目指す。(阿部佐知子)

〝鉄道以外〟40%へ

 成長の柱となっているのは鉄道以外の事業だ。発足当初は駅の売店「キオスク」や駅ビル運営などに限られ、関連会社の収入はわずかだったが、近年はマンション分譲や商業施設運営へと拡大。28年3月期は売上高に占める割合が36%にのぼり、35年3月期には40%まで引き上げる計画だ。

 今年2月、三菱重工業グループの不動産賃貸・分譲会社、菱重(りょうじゅう)プロパティーズ(東京都)を子会社化し、首都圏での事業強化に乗り出した。また27年には子会社が京都の老舗喫茶店を買収するなど、異業種への進出も盛んだ。来島社長は「M&Aは今後も積極的に検討する」と強調する。

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