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さよならシャープ旧本社…93年の歴史に幕、解体工事始まる ニトリ大型店建設へ

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さよならシャープ旧本社…93年の歴史に幕、解体工事始まる ニトリ大型店建設へ

創業者・早川徳次氏の社葬で、シャープ本社前で故人を見送る社員や近隣住民の列=昭和55年(シャープ提供) 創業者・早川徳次氏の社葬で、シャープ本社前で故人を見送る社員や近隣住民の列=昭和55年(シャープ提供)

 シャープの旧本社ビル(大阪市阿倍野区)の解体工事が27日から始まった。シャープがこの地に本社を構えたのは、創業者の早川徳次氏が関東大震災後に東京から移転させた大正13年で、93年の歴史をもつ「第2の創業の地」が名実ともに消えることになる。慣れ親しんだ看板が下ろされることに、近隣住民や社員からは惜しむ声が聞かれた。

 解体工事は8月末までの予定。この日は、午前から資材を積んだトラックやショベルカーが次々と建物内に入り、作業員らが取り壊し作業を進めた。

 近隣住民らが足を止めて名残惜しそうに「SHARP」の看板の写真を撮影する姿も。跡地には家具量販大手のニトリ(札幌市)が大型店舗を建設する予定だ。

 シャープは経営危機により昨年3月に旧本社を売却し、7月に堺市へ本社を移転させた。台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業の傘下に入った後、旧本社の買い戻しをニトリに打診したがかなわず、隣接する「田辺ビル」のみ買い戻した。シャープの戴正呉(たい・せいご)社長は「田辺ビルも創業の地として重要。将来の100年に向かって慎重に考えたい」と話し、建て替えを視野に活用を検討している。

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