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「車上狙い促す捜査」と無罪判決 わざと無施錠の車用意と認定、鹿児島地裁支部

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「車上狙い促す捜査」と無罪判決 わざと無施錠の車用意と認定、鹿児島地裁支部

 鹿児島県伊佐市で無施錠の車の助手席から発泡酒を盗んだとして、窃盗罪に問われた男性(51)の判決で、鹿児島地裁加治木支部は24日、無罪を言い渡した。小畑和彦裁判官は、県警が現行犯逮捕のために無施錠の車をわざと用意したと認定し、判決理由で「犯罪を促す違法な捜査」と批判した。求刑は懲役1年6月。

 判決によると、男性は昨年9月6日、伊佐市のスーパー駐車場に止めてあった無施錠の軽トラックの助手席から、発泡酒1箱(24本入り、2500円相当)を盗んだとして、現行犯逮捕された。

 男性の自宅付近では、昨年3~7月、いずれも無施錠の軽トラックから現金が盗まれる車上狙いが9件発生。県警は男性の犯行を疑い行動を確認するとともに、それまでの被害車両と同車種を用意し、助手席に発泡酒とパン(食パン2袋、ロールパン1袋)を置いて張り込み捜査をしていた。

 判決理由で小畑裁判官は「捜査として許される範囲を超えている。国家が犯罪を誘発し、捜査の公正を害するものとして違法だ」と述べた。

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