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【「正論大賞」大阪講演会】米露関係「改善に力入れても最悪の状態で終わる」パターン繰り返す 木村汎氏

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【「正論大賞」大阪講演会】
米露関係「改善に力入れても最悪の状態で終わる」パターン繰り返す 木村汎氏

講演する木村汎・北海道大学名誉教授=23日午後、大阪市北区(彦野公太朗撮影) 講演する木村汎・北海道大学名誉教授=23日午後、大阪市北区(彦野公太朗撮影)

 第32回「正論大賞」(フジサンケイグループ主催)に輝いた北海道大名誉教授の木村汎(ひろし)氏の受賞記念大阪講演会が23日、大阪市北区のリーガロイヤルホテルで約600人が出席して開かれた。木村氏は「プーチン外交-三つの鍵」をテーマに、対露関係改善に意欲的なトランプ米大統領とプーチン露政権との関係の行方について語った。

 木村氏は歴代米大統領について「就任当初は新味を出そうとロシアとの関係改善に力を入れるが、さまざまな壁にぶつかり、最悪の状態で終わってしまう」としてパターンの存在を解説。「リセット」を唱えたオバマ前大統領も結局、このパターンを踏襲したと述べた。

 背景には、普遍性を強調する米国の一極主義と相いれないロシア的な志向があると説明。「実際の戦争ではないため冷戦に負けたとは思っていないところもある」とし、膨張主義に加え、プーチン大統領のサバイバル意識が、米露関係を見る鍵だと説いた。

 その上でトランプ氏について「対露制裁の解除などを最近はあまり言わなくなった」と指摘。「パターンは繰り返すだろう」とし、米露関係の行方は厳しいとの見方を示した。

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