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【田淵幸一物語・第2部(17)】田淵も驚いた「大鵬敗れる」の報 料亭で最初で最後の出会い

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【田淵幸一物語・第2部(17)】
田淵も驚いた「大鵬敗れる」の報 料亭で最初で最後の出会い

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 余談をもうひとつ。田淵が内角球を打てないで四苦八苦しているとき、大相撲界で「大事件」が起きた。

 3月10日、大阪で行われた春場所2日目、昭和43年秋場所初日に栃東に敗れて以来、九州場所、年をまたいで初場所と勝ち続け、45連勝していた横綱大鵬がこの日、初顔合わせの戸田に押し出しで敗れたのだ。

「あの大鵬さんが…」と田淵

 『大鵬敗れる“45”でストップ』のニュースを聞いた田淵は「あの大鵬さんが…」と驚いた。なぜ「あの」がついたのかは後で語るとして、まずはその日の土俵上-。

 相撲は立ち合いから戸田が右のど輪そして左から得意の型で大鵬を押しまくる。強烈なのど輪と押しに土俵づたいに逃げる大鵬を、ついに戸田が青房下に押し出した。だが、行司式守伊之助の軍配は大鵬に上がった。

 間髪をおかず右手を挙げて千賀ノ浦審判(元大関栃光)が「物言い」の合図。春日野審判部長(元横綱栃錦)、松ヶ根審判(元関脇羽島山)、玉垣審判(元関脇羽黒花)、君ヶ浜審判(元関脇鶴ヶ嶺)が土俵に上がった。

 そのとき大鵬は土俵下から東の二字口あたりの蛇の目の砂を指さして、控えにいた高鉄山に話しかけていた。実は大鵬が指さしたところには、足で掃いたあとがはっきりと残っていた。それは土俵づたいに逃げる大鵬を追う戸田が、右足つま先で土俵外の砂を蹴った跡だった。

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