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【洲本5人刺殺】2度の精神鑑定…責任能力どう判断、22日判決

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【洲本5人刺殺】
2度の精神鑑定…責任能力どう判断、22日判決

平野達彦被告(フェイスブックから) 平野達彦被告(フェイスブックから)

 兵庫県洲本市で平成27年3月、男女5人が刺殺された事件で、殺人などの罪に問われた無職、平野達彦被告(42)の判決が22日、神戸地裁(長井秀典裁判長)で言い渡される。最大の争点は、公判前に2度の精神鑑定が行われた被告の事件当時の精神状態。完全責任能力があるとして死刑を求刑した検察側に対し、弁護側は心神喪失による無罪か心神耗弱による減刑が相当としている。

 平野被告は公判で、5人を刺殺した事実は認めながらも、「殺人を犯すように脳を支配された状態だった。本当の被害者は私で、冤罪(えんざい)だ」と訴えた。

 こうした主張について、出廷した鑑定医2人はいずれも向精神薬の服用による精神障害はあるとしながらも、犯行は正常な判断のもとで行われたと証言。だが、被告は鑑定結果に異議を唱え、「精神医学は科学というより文学に近い。薬剤投与により依存者を増やし、でたらめの診断をしている」と自説を展開した。

 検察側は論告で、完全責任能力があったことを前提に、落ち度のない5人を次々と殺害した結果の重大性から極刑を求めた。一方、弁護側は最終弁論で「向精神薬の服用に伴う精神障害のため、被害者らから電磁波攻撃を受けたと思い込んでいた」と反論している。

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