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【華麗なる宝塚】紅ゆずる、転機になった“スカピン”、初演時は毎日2時間怒られ「外すよ」と言われた…懐かしむ余裕なく今回も必死

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【華麗なる宝塚】
紅ゆずる、転機になった“スカピン”、初演時は毎日2時間怒られ「外すよ」と言われた…懐かしむ余裕なく今回も必死

宝塚歌劇団星組新トップの紅ゆずる=兵庫県宝塚市の宝塚歌劇団(南雲都撮影) 宝塚歌劇団星組新トップの紅ゆずる=兵庫県宝塚市の宝塚歌劇団(南雲都撮影)

 もっとも、初演から変わらぬことも。演出家、小池修一郎氏の厳しい指導。初演時、紅は洗礼を受けた。「ホントに何もできなかったので。ひと言のせりふも言えず、ほぼ毎日2時間怒られ、『本当に外すよ』とも何度も言われた」と苦笑い。が、人を怒ることは、「愛情とエネルギーが要る。それだけ愛情をかけていただいたと思う」

 今公演の稽古場で、小池氏が妥協を許さず、仲間を厳しく指導している姿を見たとき、「この子を伸ばそうとしている」と感じた。「だから今回、少しでも成長を…。見せられないと悲し過ぎる(笑)。ま、今も怒られているんですが」

 注意されたのは、相手役の娘役新トップ、綺咲愛里(きさき・あいり)との声のバランス。紅は地声が高めで、綺咲は低い。「声を逆にしろ。気持ち悪い。それぐらい計算しろ、と言われ、その通りと(笑)。上級生となり、怒られなくなる中、あえてバシッと渇を入れてくださる先生の思いに応えたい」

 大阪出身。“しゃべり”も達者な明るい新トップは、好奇心旺盛で真面目な努力家。下級生時代から憶せず、何事にも体当たりしてきた。「とにかくまず、やってまえ! で、思いっきり怒られる(笑)。でもそれを先生や先輩方に面白がっていただいた。いろいろやってみることで確立される、自分の道がある」

 組の仲間も個性的だ。“体育会系”の2代前のトップ、柚希礼音(ゆずき・れおん)、“文科系”の前トップの北翔海莉(ほくしょう・かいり)の時代から今も、「ずっと変わらないのは、うるさく、面白いこと(笑)。1人1人の個性が強くて、休憩時間がすごく楽しいんですよ」

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