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【関西の議論】「反日」慰安婦像、大阪市との姉妹都市60周年に火種 〝変則〟申請で米サンフランシスコ市の公園に設置へ

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【関西の議論】
「反日」慰安婦像、大阪市との姉妹都市60周年に火種 〝変則〟申請で米サンフランシスコ市の公園に設置へ

米サンフランシスコ市に設置される予定の慰安婦像のデザイン(スティーブン・ホワイト氏提供・共同) 米サンフランシスコ市に設置される予定の慰安婦像のデザイン(スティーブン・ホワイト氏提供・共同)

 吉村市長は2月1日付の公開書簡で「慰安婦像や碑文の設置の動きは(日韓政府による)合意の精神を傷つけるものであり、大変遺憾」と指摘。碑文の内容についても「不確かで一方的な主張をそのまま歴史的事実として記すことは、歴史の直視ではなく日本批判」「両市の交流、果ては日米関係にも悪影響を及ぼすのでは、と懸念している」とつづった。

 これに対し、サ市からリー市長名の2月3日付の返答書簡が大阪市に届いた。書簡では「像は民間の資金によるプロジェクト。戦時中の悪行に対する補償と正義の実現に、地域の活動家グループが長年その人生を捧げて取り組んできた」とした。さらに「歴史はしばしば個人によって解釈が大いに異なるもの」「(像設置の)意図は善意だ」と記しており、大阪市の主張と論点が微妙にずれていることがうかがえる。

 いうまでもなく、サ市議会の決議文にある、旧日本軍が「推定20万人」のアジアと太平洋諸島の女性や少女を「誘拐し」、「強制的に性奴隷にした」という記述や、今回の碑文の「日本軍に性奴隷にされた数十万人の女性や少女の苦しみ」という文言は、歴史研究者の間でも見解が分かれる内容だ。

未来志向の関係築けるか

 米国ではロサンゼルス近郊にも慰安婦像が設置されており、南部バージニア州などには旧日本軍の慰安婦について記した石碑もある。一方で、韓国系米国人の団体と、ジョージア州アトランタにある「米公民権人権センター」は、慰安婦像をセンターに設置することで今年1月に合意していたが、センターは3月になって一転して設置を認めないことを決めた。

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