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【関西の議論】「反日」慰安婦像、大阪市との姉妹都市60周年に火種 〝変則〟申請で米サンフランシスコ市の公園に設置へ

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【関西の議論】
「反日」慰安婦像、大阪市との姉妹都市60周年に火種 〝変則〟申請で米サンフランシスコ市の公園に設置へ

米サンフランシスコ市に設置される予定の慰安婦像のデザイン(スティーブン・ホワイト氏提供・共同) 米サンフランシスコ市に設置される予定の慰安婦像のデザイン(スティーブン・ホワイト氏提供・共同)

 橋下氏の跡を継いだ吉村市長は2016年8月、サ市を訪問し、関係修復を図った。それだけに、わずか半年後の17年1月、サ市の担当機関である芸術委員会が慰安婦像のデザインと碑文の内容を承認する見通しになった衝撃は大きく、2月1日付の公開書簡の送付につながった。

 芸術委員会は2月6日、碑文の内容を2点修正のうえで正式に承認した。芸術委員会には、設置に反対を唱える200以上の電子メールが寄せられ、大半は日本からだった。

 承認という判断の背景には、あるカラクリがある。反日中国系団体が慰安婦像を設置しようとしているのは公園などの公的スペースではなく、公園に隣接した私有地なのだ。

 サ市では、私有地であっても衆目に触れる場所に彫刻やオブジェなどを設置する場合、景観を害していないか市当局が審査する仕組みになっている。審査はあくまでも芸術的観点で実施され、歴史認識は基本的に審査の対象外とされる。

 像と碑文は今秋以降、セント・メリーズ公園に隣接する私有地の展示スペースに設置される予定。設置後、この私有地は像、碑文ごと市に寄贈されることになっているという。つまり、現段階では大阪市がサ市に抗議する理由がないことになる。

研究者間で見解分かれる

 ここで、サ市の芸術委員会が設置を承認した碑文を改めてみてみる。

 英語で「この記念碑は、1931~45年にアジア太平洋の13カ国で婉曲(えんきょく)的に『慰安婦』と呼ばれ、日本軍に性奴隷にされた数十万人の女性や少女の苦しみの証人だ」と書かれている。像は背中合わせに手をつなぐ3人が柱の上に立ち、脇にチマ・チョゴリ姿の女性が立つデザインだ。

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