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【関西の議論】もはや文化、多様化する「飛び出し坊や」の世界…誕生40年余、発祥の地・滋賀でキャラクタービジネスも

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【関西の議論】
もはや文化、多様化する「飛び出し坊や」の世界…誕生40年余、発祥の地・滋賀でキャラクタービジネスも

約180センチの飛び出し坊や(奥)。交通標識と同じ高さだった=滋賀県東近江市市原野町 約180センチの飛び出し坊や(奥)。交通標識と同じ高さだった=滋賀県東近江市市原野町

 まず設置箇所は、信号のない交差点や民家の出入り口付近など交通事故の危険が大きい地点に多かった。これは予想通りだが、調査できた466体中、半数近くの208体は保存状態が良好で、落書きなどいたずらされている坊やは一体もなかった。

 電柱や看板などへの落書きはよく見られるが、滋賀での坊やはやはり特別な存在なのか。そもそも調査のきっかけは、博物館で今年度の課題を話し合っているときにボランティアから「飛び出し坊やに関する地域愛を確かめたい」との意見が出たからだった。

でっち、ニワトリ、アユ…商店のPRにも

 調査では、オリジナルデザインの飛び出し坊やが増えていることも分かった。近江商人発祥の地として今も商人屋敷の町並みが残る近江八幡市の旧市街地。その一角にある文久3(1863)年創業の老舗和菓子店「和た与」の店頭には、ちょんまげに前掛け姿の飛び出し坊やがいた。

 5代目店主の小川与志和さん(51)によると、かつて商家に奉公した「でっち小僧」をモデルにしたという。同店の看板商品は、でっち小僧が故郷に帰る際に店がもたせたとされる「でっち羊羹(ようかん)」。看板は商品のPRも兼ねて約1年半前に作ったところ、訪れる観光客が増えたという。

 千葉県出身の小川さんの妻が滋賀で見かける飛び出し坊やに興味をひかれ、提案したことも、看板作りのきっかけになった。小川さんは「私たちからすると、どこにでもいる当たり前のものなのですが…。このように派生させると観光客に楽しんでもらうこともできるとわかりました」と話す。

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