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【センバツ】報徳学園、大勝の中でも堅守で試合をひき締める

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【センバツ】
報徳学園、大勝の中でも堅守で試合をひき締める

1回、報徳学園(兵庫)の片岡心が、適時打を放つ。投手は、河地京太=甲子園球場(永田直也撮影) 1回、報徳学園(兵庫)の片岡心が、適時打を放つ。投手は、河地京太=甲子園球場(永田直也撮影)

 21安打21得点と猛打が炸(さく)裂(れつ)した報徳学園が21-0で完勝。2010年夏以来の甲子園での白星は、今大会限りで勇退を決めている永田監督へ贈る1勝となった。

 指揮官は「幸せな選手たちに囲まれてうれしい。『泣いたらあかん』と思い、校歌を思い切り歌った」と選手へ感謝の言葉を口にした。

 九回に右越えソロを放つなど3打点をあげた小園は「永田先生と野球ができるのは最後。目の前の試合を一つ一つ戦い、できるだけ長くやりたい」と大勝後も気を引き締めた。

 永田監督が監督として初めて甲子園で指揮を執ったのは1995年の阪神大震災直後。当時選手だったOBたちが今大会前に学校を訪れ、晴れ舞台に臨む後輩たちに向け「監督を男にしてくれ」と激励した。

 永田監督の指揮のもと、春夏合わせて18回出場し、02年春には全国制覇。伝統を受け継ぎ、今大会に臨むナインたちも「最後の教え子」としての意地がある。

 5失策と崩れた相手に対し、堅実な守備で無失策。大差をつけながらも試合をひき締め、伝統校のプライドを示した。

 先発して7回を無失点に抑えたエース西垣は「永田先生の下で野球をやってきた方が何人もいる。僕らも監督にずっと覚えていてもらえるように、甲子園でもっと勝っていきたい」とさらなる高みを見据えた。(上阪正人)

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