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【名伯楽の軌跡(1)】「基本徹底」五輪へ選手続々 美しい体操追求…城間晃さん

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【名伯楽の軌跡(1)】
「基本徹底」五輪へ選手続々 美しい体操追求…城間晃さん

基礎を徹底して教えるシロマスポーツクラブ理事長の城間晃さん=大阪府松原市(山田哲司撮影) 基礎を徹底して教えるシロマスポーツクラブ理事長の城間晃さん=大阪府松原市(山田哲司撮影)

 城間さんは1983年から、勤務するクラブで清風中体操部の指導をスタートさせる。この年に出会ったのが、高校3年で臨んだ88年ソウル五輪でメダルを獲得し、「清風コンビ」として脚光を浴びる西川大輔と池谷幸雄だった。

 母校の日大でコーチを務める西川さんは「城間先生は僕のことを『失敗作』とおっしゃるんです」と苦笑する。ただ、強く否定できないところもある。「つま先が伸びず、肩関節が硬かったことは最後までついて回りましたから」

 城間さんは当時、中学レベルを超越していた教え子に大技をチャレンジさせたこともあったという。彼らを送り出して以降、技をぎりぎりまでそぎ落とし、基本を徹底させる方向に舵を切る。「難度の高い技ばかりやっていたらサーカスですから。体操って、やっぱり芸術なんですよ」。追求するのは日本伝統の「美しい体操」。信念は揺るがない。

教え子7人が五輪へ 

 清風中で20年連続団体日本一となり、育てた五輪選手は7人。高校、大学、社会人と所属が変われば指導者も替わる。自身の元を巣立って以降、教え子らが才能を開花させた事実は、ジュニア期における「基本の徹底」がいかに大切かを物語っている。「基本が身についていれば、今までできていた技ができなくなったとしても、一段階戻るぐらいで事足りるんです」。現役引退後、順大体操部コーチとなった冨田さんが実感を込める。

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