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【センバツ】智弁、春連覇へ完封発進 エース松本が不安一層の快投

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【センバツ】
智弁、春連覇へ完封発進 エース松本が不安一層の快投

熊本工戦に先発した智弁学園の松本=甲子園 熊本工戦に先発した智弁学園の松本=甲子園

 「できすぎですね」と智弁学園の小坂監督はスコアボードに0を並べた背番号1の快投に目を丸くした。先発右腕の松本が公式戦では自身初という完封を甲子園初登板で成し遂げた。史上3校目となる春連覇に向けて、これ以上ない好発進だ。

 松本は130キロ台ながら伸びのある直球と「思った以上に(ストライクに)決まってくれた」というフォークボールがさえた。熊本工打線を四回まで無安打に抑え、散発3安打2四球で9回を危なげなく投げきった。

 「打たれることを覚悟していたのに…」と驚きを隠せないのが女房役の捕手石田だ。松本は1月初旬に右膝を痛め、2月中旬まで投球練習ができなかった。開幕まで1週間を切って実戦復帰を果たしたばかりで、今も短距離系の走り込みはセーブしているという。それでも「松本と心中」と継投を考えず、マウンドを託した指揮官の期待にエースは応えた。

 昨年は春夏の甲子園7試合をすべて完投した村上頌樹がいた。「村上さんが全部投げきってきた姿を見てきた」と松本も薫陶を受けてきた。自身と同じく、春初戦を完封で飾った先輩に肩を並べる投球を続ければ、智弁学園は偉業に近づいていく。(大宮健司)

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