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おかずはスプーン1杯程度、暖房なく寒々 「気づけず申し訳ない」と母悲痛 姫路のこども園

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おかずはスプーン1杯程度、暖房なく寒々 「気づけず申し訳ない」と母悲痛 姫路のこども園

不適切な保育の実態が明らかになった私立認定こども園「わんずまざー保育園」=19日午後、兵庫県姫路市 不適切な保育の実態が明らかになった私立認定こども園「わんずまざー保育園」=19日午後、兵庫県姫路市

 「なんでこの子だけなかなか体重が増えないのか気になっていた。食事も満足に取れない施設に入園させてしまい申し訳ない思いだ」

 「わんずまざー保育園」の不正が発覚した19日、次男(2)を通わせていた母親(39)は、声を絞り出した。

 母親によると、次男を通わせ始めたのは、同園が私立認定こども園に移行した平成27年4月。最近では週5回、午前8時から午後5時まで預けていた。次男の体重はなかなか増えず、夕方になるとおなかをすかせている様子だったという。

 母親は、同園で栄養バランスや食事量が不適切な給食を食べさせられていたとは思いもしなかったといい、「この子は給食が少ないと伝えることがまだできない。気づいてあげられず悔しく情けない気持ちでいっぱいだ。園長には、自分の子供にもそんなことができるのかと問いたい」と語気を強めた。

1つの茶碗に米飯やおかず

 一方、姫路市は先月、県とともに抜き打ちの特別監査を実施。市によると、定員46人のはずの同園には0~5歳の園児約70人がおり、室内は暖房が使用されておらず、適温とされる20度を大きく下回る14度になっていたという。

 また、給食は定員分を分け合っていたため一人当たりの分量が少なく、乳児には1つの茶碗に米飯やおかず、汁物などを入れたメニューを提供。1、2歳児には米飯のほかスプーン1杯程度のおかずしか与えていなかった。

 食べ残しなどを冷凍保存し、1カ月たってから食材として再利用することもあり、監査に加わった管理栄養士が「食育や栄養バランス以前の問題だ」と絶句したという。

 市に対して小幡園長は「残飯が出るのがもったいないと思い、給食の量を絞っていた」などと話したという。

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