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【スポーツ×ミュージック】
WBCのテーマソング、実は男女の別れを歌った名曲 イントロのリズムが侍ジャパンの名シーンとともに
早弾きギターのイントロに響く「サンダー!」のシャウトは、つかみばっちり。熱戦の火ぶたが切られるのを待つスタジアムでのあおりにはもってこいの選曲だった。
五輪ソングと言えば…
4年に一度のスポーツの祭典、オリンピックといえば、あの曲が挙げられるだろう。
人気フォークデュオ「ゆず」の「栄光の架橋」だ。04年アテネ五輪で、体操の男子が団体総合金メダルを獲得した際に、NHKの実況でタイトルをなぞらえたこともあり、大きな話題を集めた。歓送迎会の応援歌として、今やカラオケの定番ソングになっている。
この曲は、NHKのアテネ五輪関連番組のテーマソングにとどまらず、日本では五輪を連想させる音楽の代表曲として地位を確立した。
氷上のアーティストたちが演技を極めるフィギュアスケート。14年ソチ五輪で羽生結弦がショートプログラムで使用して耳目を集めたのが、故ゲイリー・ムーアの「パリの散歩道」だ。ワイルドさを演出した振り付けも相まって話題が沸騰した。
ゲイリー・ムーアは北アイルランド出身のロックギタリストで、情熱がほとばしるギタープレイが多くのギタリストに影響を与えた。その素晴らしい才能はロックファンのみならず、世界中の人々が称賛した。
来年2月には冬季・平昌五輪が、夏にはサッカーの祭典W杯ロシア大会が開催される。果たして、どんな曲が大会を彩るだろうか?
スポーツとロックの共演は、果てしない可能性を秘めている。