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【田淵幸一物語・第2部(14)】オープン戦「2三振」デビューに巨人スカウトもあ然 本人は「気長に待ちます」と大物ぶり発揮

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【田淵幸一物語・第2部(14)】
オープン戦「2三振」デビューに巨人スカウトもあ然 本人は「気長に待ちます」と大物ぶり発揮

「上手に育てや」と皮肉たっぷりに語った阪急の西本監督 「上手に育てや」と皮肉たっぷりに語った阪急の西本監督

 「バットの先が鋭く振れとる。打つコツさえ覚えたら素晴らしいホームラン打者になる。ただ、今のバッティングでは一つのツボしか打てないし、飛ばせんやろな。まぁ、時間はかかるかもしれんが物は一級品や。うまく育てることや」

 お前らによう育てられるかな? と言わんばかりの皮肉がたっぷり。いや、もっとストレートに阪神首脳陣へ「不満」をぶちまけたのが、密かにスタンドで観戦していた巨人の前川八郎スカウト部長だった。

 「阪神は特打ちを、主にマシンでやらせていたと聞いています。実戦に強く、早く慣れさせるためには、生きたタマを打たせなきゃダメでしょう。ウチだったら専属の打撃投手を付けて練習させます。特別扱いしてはチームのムードが壊れる? 首脳陣がそれを恐れていたのでは、せっかくの“財産”を生かし切れないことになりますよ」

 目の前で田淵を奪い取られた悔しさも加わって、前川部長の「何をやっているんだ」というもどかしさが痛いほど伝わってきた。

 そんな周囲の騒動をよそに、田淵は-

 「三振しても構わない-と思いっきり振ったら三振ばっかり。スイングは良かったけど肝心のバットにボールが当たらない。どうやってうまく当てるのかが課題ですね。気長に待ちます」とニッコリ笑ってみせた。

 この底抜けの明るさが、首脳陣やトラ番記者にとっての唯一の「救い」だった。(敬称略)(田所龍一)

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