産経WEST

【経済裏読み】TPP危機で韓国経済に「漁夫の利」期待 悩みは「中国にも後れをとる」輸出力と不毛な会議

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【経済裏読み】
TPP危機で韓国経済に「漁夫の利」期待 悩みは「中国にも後れをとる」輸出力と不毛な会議

ソウル市ではためく韓国の国旗とサムスングループの旗。スキャンダルもあって経済の停滞が懸念されている(ロイター) ソウル市ではためく韓国の国旗とサムスングループの旗。スキャンダルもあって経済の停滞が懸念されている(ロイター)

 貿易協会は「韓国は原材料や中間財の海外調達の比重が高く、電気電子、機械など組み立て加工品の輸出の比重が高いため」だと分析する。

 世界的に組み立て工程は自動化が進んでおり、ほかにマネされない基幹部品や部材を作らなければ付加価値は生み出しにくくなっている。「産業構造の改善が急がれる」と同協会は警鐘を鳴らす。

 しかし、そのアイデアを生み出せるか、というと難しそうだ。

答えは決まっている 君は従え

 韓国のビジネスマンは、1週間に平均3・7回の会議に出席し、1回あたり51分を費やすが、会議の半分は無意味-。

 大韓商工会議所のこんな調査結果をハンギョレが報じた。同商議所は「韓国企業の多くがグローバル企業に跳躍したものの、企業文化は依然として前近代的」と指摘する。

 会議を仕切るのは「答・決・君」(答えは決まっているから君は従え)型の上司で、席に着くのは発言もせず無為に過ごす「透明人間社員」だという。アンケート結果によると、明確な結論がなく終わる会議は55・2%で、結論が出てもそのうち46・1%は実行されないという。

 輸出立国・韓国にとって現在の通商環境は悪くはない。しかし、フットワークよく立ち回れる実力があるかは少し怪しい、といったところ。

 ただ、韓国が追いつき追い越すべき国とみている日本でも会議は大体つまらない。「会議する 準備のために また会議」。第一生命保険が主催する「サラリーマン川柳コンクール」の今年の優秀作品の1つだが、韓国でもうなずく人は多いのでは。

関連トピックス

「産経WEST」のランキング