産経WEST

【田淵幸一物語・第2部(16)】打てなくても「田淵効果」で観客6割増 子供たちに大人気

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【田淵幸一物語・第2部(16)】
打てなくても「田淵効果」で観客6割増 子供たちに大人気

3月8日の南海戦の試合後、少年ファンにもみくちゃにされた田淵(中央)=当時の紙面から 3月8日の南海戦の試合後、少年ファンにもみくちゃにされた田淵(中央)=当時の紙面から

 余談だが、当時、プロ野球のオープン戦は5種類あった。(1)自主興業(2)ギャランティ(3)タイアップ(4)関連会社の主催(5)相手球団との共催。興行的に危険もあるが一番うまみがあるのが自主興業で巨人はほとんどがこれ。黒字も赤字も折半-が共同主催。絶対に赤字にはならないが、儲けも少ないのがギャランティやタイアップ、関連会社の主催。

パ・リーグのオープン戦の実情

 「ギャラ」は人気によってランク付けされており、最低が20万円で最高が100万円。阪神は50万円クラスだった。

 阪神はまだいい。人気のなかったパ・リーグは悲惨なもの。大先輩の近鉄担当記者に聞くと-

 「ギャラは15万円ぐらいかなぁ。旅行日程の具合で3万円~5万円でやることもあったそうや」。当時、近鉄のオープン戦の日程が決まるのは12球団の一番最後。他球団のスケジュールを見て、空いている日に頼み込んで試合を入れて貰ったという。

 地方でゲームを主催する際も興行主からは「商売にならん」と買ってもらえず、「赤字を出したときには球団が負担する」という条件でやっと開催にこぎつけた。相手チームのギャラ、旅費、宿泊費すべてこちら持ち。人気のないチームにとって、試合をやるだけ赤字が増える「暗黒の時代」でもあったのだ。(敬称略)(田所龍一)

次のニュース

田淵幸一物語のニュース

このニュースの写真

  • 【田淵幸一物語(1)】「田淵はミスターTではない」と断言した村山監督
  • 【田淵幸一物語(1)】「田淵はミスターTではない」と断言した村山監督
  • 【田淵幸一物語(1)】「田淵はミスターTではない」と断言した村山監督
  • 【田淵幸一物語(1)】「田淵はミスターTではない」と断言した村山監督
  • 【田淵幸一物語(1)】「田淵はミスターTではない」と断言した村山監督
  • 【田淵幸一物語(1)】「田淵はミスターTではない」と断言した村山監督
  • 【田淵幸一物語(1)】「田淵はミスターTではない」と断言した村山監督
  • 【田淵幸一物語(1)】「田淵はミスターTではない」と断言した村山監督
  • 【田淵幸一物語(1)】「田淵はミスターTではない」と断言した村山監督
  • 【田淵幸一物語(1)】「田淵はミスターTではない」と断言した村山監督
  • 【田淵幸一物語(1)】「田淵はミスターTではない」と断言した村山監督
  • 【田淵幸一物語(1)】「田淵はミスターTではない」と断言した村山監督
  • 【田淵幸一物語(1)】「田淵はミスターTではない」と断言した村山監督

「産経WEST」のランキング