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【浪速風】「アホ」と言うしかない…万博報告書案「関西弁版」(3月15日)

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【浪速風】
「アホ」と言うしかない…万博報告書案「関西弁版」(3月15日)

経産省が作成した、万博の大阪誘致に関する最終報告書案「関西弁版」(部分) 経産省が作成した、万博の大阪誘致に関する最終報告書案「関西弁版」(部分)

 谷崎潤一郎は関東大震災で東京を離れ関西に移り住んだ。「関西の婦人の言葉には昔ながらの日本語の持つ特長、-十のことを三つしか口に出さないで残りは沈黙のうちに仄(ほの)かにただよわせる、-あの美しさが今も伝わっているのは愉快だ」(「私の見た大阪及び大阪人」から)

 ▼文豪は関西言葉を駆使して「細雪」などの名作を書いた。お笑い芸人の騒々しい大阪弁が広まるのを苦々しく思っていたが、経産省が作成した大阪万博に関する最終報告書案の「関西弁版」にはあきれた。解決すべき「人類共通のゴチャゴチャ」に精神疾患などを挙げたのは論外として、「レガシー(セクシーちゃうで、レガシーやで)」。

 ▼「こんな言い方せーへんとか、細かいこと言わんといてな」と予防線を張るのも小賢(こざか)しく、悪のりがすぎる。言葉は文化である。あまりに不勉強、無理解で、関西のイメージダウンにしかならない。撤回したのは当然だが、あえて一言。「アホッ!」

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