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【ビジネスの裏側】調べものなら電子辞書、内容ギッシリでスマホに対抗

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【ビジネスの裏側】
調べものなら電子辞書、内容ギッシリでスマホに対抗

新社会人や新入生のお祝いに電子辞書が人気という=13日、大阪市中央区のビックカメラなんば店(前川純一郎撮影) 新社会人や新入生のお祝いに電子辞書が人気という=13日、大阪市中央区のビックカメラなんば店(前川純一郎撮影)

 これに対し、シャープは28年12月、文字をなぞって調べるペン型電子辞書「ナゾル」(同1万4040円)を発売。「スーパー大辞林3・0」を収録した国語モデルと「グランドコンサイス英和辞典」を収録した英和モデルの2種で、調べる機能に特化した。

 ペン先で文字をスキャンすると2秒以内で意味を液晶画面にスピード表示でき「英文を多く読む大学生や社会人、キーボードが苦手なシニア世代が、店頭で試して購入していく」(ビックカメラなんば店)という。

国内市場は縮小

 学生に根強いニーズがある従来型の電子辞書も、技術革新で使いやすく進化した。普及し始めた20年前はモノクロ液晶でキーボード入力のみだったが、近年は両社ともカラーの液晶タッチパネルを採用。操作性と画面の見やすさ、音声データ対応など、機能面では2社に大きな差はなくなり、学習目的に応じた収録辞書や教材で選ばれている。

 とはいえ、国内市場は縮小傾向だ。シャープの予測では、主なユーザーである学生の数が減り、国内の出荷台数は27年度の約110万台から29年度には100万台を割り込むという。電子辞書メーカーとして知られていたセイコーインスツル(千葉市)は「スマートフォンやタブレット端末の普及で需要の伸びが期待できない」として27年3月末に製造販売から撤退した。

スマホでも調べられるけれど、電子辞書ならではの信頼性が売り

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