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日系少年野球チーム「バンクーバー新・朝日軍」2年ぶり天理を再訪

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日系少年野球チーム「バンクーバー新・朝日軍」2年ぶり天理を再訪

天理大生らと内野ゴロの処理を練習するバンクーバー新・朝日軍の選手ら=天理大白川野球場 天理大生らと内野ゴロの処理を練習するバンクーバー新・朝日軍の選手ら=天理大白川野球場

 1900年代初頭、カナダ・バンクーバーに実在した日系移民の野球チーム「バンクーバー朝日」にちなみ、現地リトルリーグに所属する日系少年で結成された「バンクーバー新・朝日軍」が2年ぶりに来日し11日、天理大白川野球場(奈良市虚空蔵町)で大学生らと合同練習を行った。

 バンクーバー朝日は人種差別が激しかった1914年、現地の日本人街で結成された。太平洋戦争が始まると選手らは日系人強制収容所に送られるなどし、1941年に解散。新・朝日軍は、先人の栄誉をたたえようと2014年(平成26年)10月、日系少年らでつくられ、現在、120人が所属しているという。

 27年3月に初来日。今回はチームの14~16歳の計15人が参加。チーム副会長のジョン・ウォンさん(53)が「天理野球を学ばせたい」と希望し、同市訪問が再び実現した。

 この日15人は、大声で鼓舞し合う天理大生らの練習に習い、「お願いします」などと元気よくあいさつし、守備練習を行った。

 捕手のジャック・アンソニー・ヤレムコ君(14)は「日本の野球は活気とエネルギーに満ちている。多くを学びたい」と笑顔を見せた。指導した天理大野球部の田中稜大さん(20)は「言葉は通じなくても動きでコミュニケーションが取れるから楽しい」と話していた。

 新・朝日軍は12日まで天理市に滞在。その後全国各地での練習試合に参加し27日に帰国するという。

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