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大阪ゆかりの貴重資料6000点をデータで無料提供 市立図書館

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大阪ゆかりの貴重資料6000点をデータで無料提供 市立図書館

大正~昭和初期の絵葉書「大阪 御堂筋全景」(大阪市立図書館所蔵) 大正~昭和初期の絵葉書「大阪 御堂筋全景」(大阪市立図書館所蔵)

 大阪市立図書館は3月から、所蔵している大阪ゆかりの昔の絵はがきや写真、古文書などのうち、約6千点の画像データをインターネットで無料で提供し、利用者に自由に使ってもらう取り組みを新たに始めた。公共図書館では全国初の試み。同館は「大阪の歴史を広く知ってもらうことにつながれば」としている。

 行政が保有するデータを社会で活用してもらうことを目的とした「オープンデータ」の取り組みの一環。同館が設けているインターネット上の画像閲覧サービス「デジタルアーカイブ」で公開している所蔵品など約2万8千点のうち、著作権が切れるなどして使用に制約がない約6千点が対象となる。作者名や作品を明示すれば、加工や商用利用もできる。

 デジタルアーカイブの検索画面で、オープンデータ化されていることを示す「CC-BY」を入力すると一覧が表示され、誰でも自宅などのパソコンで簡単に画像を検索・保存することができる。

 利用できる所蔵品は、大正から昭和初期の御堂筋、新世界などの風景を描いた絵はがきや写真のほか、江戸時代の浮世絵や錦絵、浄瑠璃、百人一首に関する本、地図など。昨年に国の重要文化財の指定を受けた大阪ゆかりの江戸中期の天文歴学者、間重富(はざま・しげとみ)が残した天文観測に関する貴重な資料「間重富・間家関係文書」も含まれている。

 大阪を訪れる外国人観光客らが急増する中、ガイドブックへの掲載や大阪の情報を発信するホームページなどの素材、土産物などへの活用を想定しており、すでに同館には「ぜひ使わせてもらいたい」という企業などからの問い合わせが寄せられているという。

 同館の担当者は「多くの方に貴重な文化資源を活用してもらいたい」と話している。

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