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【田淵幸一物語・第2部(5)】「阪神指名」に怒りの田淵家

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【田淵幸一物語・第2部(5)】
「阪神指名」に怒りの田淵家

予期せぬ阪神からの指名でショックを受けた田淵はこの表情 予期せぬ阪神からの指名でショックを受けた田淵はこの表情

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 田淵家に「阪神が指名」-の“悲報”が届いたのは午後0時40分ごろだった。8番目とはいえ、巨人の指名にかすかな望みを抱いていただけに「なぜ、阪神が?」の思いは怒りへと変わっていった。

 「どうして阪神が息子を指名したのか解せない。親ばかのようだが、一人息子なので大阪地区の球団にはやりたくない。希望球団へ行けないということは親としても残念だ」

 奥の部屋へ行ったきり出てこない田淵に代わってまず、父親の綾男が無念の思いを吐いた。

 田淵家に各球団の1位指名の状況が徐々に入ってきた。

 (1) 東  映 大橋 穣 内野手 22 亜大

 (2) 広  島 山本浩二 外野手 22 法大

 (3) 阪  神 田淵幸一 捕手  22 法大

 (4) 南  海 富田 勝 内野手 22 法大

 (5) サンケイ 藤原 真 投手  23 全鐘紡

 (6) 東  京 有藤通世 内野手 22 近大

 (7) 近  鉄 水谷 宏 投手  22 全鐘紡

 (8) 巨  人 島野 修 投手  18 武相高

 (9) 大  洋 野村 収 投手  22 駒大

 (10)中  日 星野仙一 投手  22 明大

 (11)阪  急 山田久志 投手  20 富士鉄釜石

 (12)西  鉄 東尾 修 投手  18 箕島高

 ※山本浩二は当時は浩司

 その後の日本プロ野球界を支える、そうそうたる顔ぶれである。

 ちなみに巨人が1位指名した島野修は2年連続で甲子園出場を果たした神奈川・武相高のエース。将来性を買われての指名だったが、プロ入り後は肩の故障が続き、実働は巨人-阪急7年間で1勝4敗に終わった。

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