産経WEST

【田淵幸一物語・第2部(4)】11月12日、運命の日

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【田淵幸一物語・第2部(4)】
11月12日、運命の日

阪神の「田淵1位指名」に各球団も呆然 阪神の「田淵1位指名」に各球団も呆然

 11時30分、一報が入った。「巨人は8番目」。とたんに期待が落胆に変わっていく。無言の応接間。その場に居たたまれなくなったのか、田淵が「最近、考えるところがあって…。巨人以外に指名されても絶対に行かない」の言葉を残して奥の部屋に消えて行った。

 「田淵」を希望していた東映が「1番クジ」。2番が広島、3番に阪神、4番が南海で東京が6番。8番目の巨人までに「田淵」が消えるのは確実だった。

 指名が始まった。1番・東映、大橋穣内野手(亜細亜大)。「えっ、田淵じゃないのか?」。ドラフト会場にどよめきが起きた。2番・広島、山本浩二外野手(法大、当時の登録名は「浩司」)。「地元優先。やはり…」。そして3番・阪神、田淵幸一捕手(法大)-。

 各球団のテーブルから「おおっ!」と驚きの声があがり、記者たちが一斉に公衆電話と走った。(敬称略)

次のニュース

田淵幸一物語のニュース

このニュースの写真

  • 【田淵幸一物語(1)】「田淵はミスターTではない」と断言した村山監督
  • 【田淵幸一物語(1)】「田淵はミスターTではない」と断言した村山監督
  • 【田淵幸一物語(1)】「田淵はミスターTではない」と断言した村山監督
  • 【田淵幸一物語(1)】「田淵はミスターTではない」と断言した村山監督

「産経WEST」のランキング