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【小山田古墳は巨大方墳・動画】「舒明天皇初葬墓」か「蘇我蝦夷の大陵」か 研究者を二分する論争に

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【小山田古墳は巨大方墳・動画】
「舒明天皇初葬墓」か「蘇我蝦夷の大陵」か 研究者を二分する論争に

 小山田古墳で見つかった横穴式石室の羨道部(左上の樹木付近から右下の花壇にかけて)=奈良県明日香村  小山田古墳で見つかった横穴式石室の羨道部(左上の樹木付近から右下の花壇にかけて)=奈良県明日香村

 全国最大級の一辺約70メートルの巨大方墳と判明し、橿原考古学研究所が「舒明(じょめい)天皇の初葬墓の可能性が強まった」と発表した奈良県明日香村の小山田古墳(7世紀中頃)。ただ、当時天皇家に匹敵する力を誇った蘇我氏の根拠地だった甘樫丘(あまかしのおか)に近いため、日本書紀に登場する「蘇我蝦夷(えみし)の大陵(おおみささぎ)では」とみる研究者も依然多く、考古学者を二分する大論争になっている。橿考研は今後、石室の中心で石棺を置いた玄室の調査を進める方針で、被葬者の推定につながるか期待される。

 奈良文化財研究所の職員として飛鳥・藤原宮跡の発掘調査を担当した木下正史・東京学芸大名誉教授は今回の調査を受け「舒明天皇の初葬墓」説を支持。「飛鳥最大の古墳で、推古天皇陵などより大きい。舒明天皇は、国家仏教の出発点といえる百済大寺を造営するなど、新しい政治を行った権力者。小山田古墳はそうした力を示すもので、蘇我氏がつくれる規模ではない」とする。

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