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【田淵幸一物語・第2部(1)】田淵は「天才型」お坊ちゃま

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【田淵幸一物語・第2部(1)】
田淵は「天才型」お坊ちゃま

大物ルーキーの阪神・田淵幸一捕手(左)と広島カープの山本浩二外野手 大物ルーキーの阪神・田淵幸一捕手(左)と広島カープの山本浩二外野手

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 第2部は「深夜のトレード通告」から遡(さかのぼ)ること10年。昭和43年がその舞台である。

 11月12日に行われる「第4回ドラフト会議」を前に有力選手たちの動向を各スポーツ紙が報じ、5日のサンケイスポーツの1面には『田淵、セの在京球団希望』の見出しが躍った。

 「いいコーチのいるチームに行きたい。在京のセ・リーグを希望するのは、セに興味があるし、ボクは男一人なので将来、両親の面倒を見なければいけないからなんです」

ドラフト大豊作だった昭和43年

 43年のドラフトは有望選手の大豊作の年に当たった。田淵幸一、富田勝、山本浩二の“法政三羽烏”や明大の星野仙一、高校生では武相の島野修、箕島の東尾修…ら。中でも22ホーマーを放ち長嶋茂雄(立教大)が持つ本塁打記録「8」をはじめ「3試合連続本塁打」「1シーズン6ホーマー」など数々の記録を塗り替えた田淵の人気は群を抜いていた。

 昭和21年9月24日生まれ。父親・綾男さんは東京の大手新聞販売会社「東都春陽堂」の会長さん。母親・花江さんの愛情をたっぷり受け、子供の頃から何不自由なく育てられた、いわゆる“お坊ちゃま”だ。

 身長184センチ、体重80キロ。ベース一周14秒台の俊足。食が細いのが難点。胃腸が弱く、後にひ弱さからくる「力不足」が指摘された。

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