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トウモロコシのミイラ?伏見の墓地跡で出土 地震で倒壊の秀吉隠居城などの遺物約400点展示 京都市考古資料館

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トウモロコシのミイラ?伏見の墓地跡で出土 地震で倒壊の秀吉隠居城などの遺物約400点展示 京都市考古資料館

江戸時代の墓から出土したトウモロコシ 江戸時代の墓から出土したトウモロコシ

 豊臣、徳川両氏と深いゆかりを持つ伏見城や淀城を中心に、伏見の歴史を紹介する特別展示「伏見城と淀城」が、京都市上京区の同市考古資料館1階特別展示コーナーで開かれている。木幡伏見城の金箔(きんぱく)瓦や廃城後の城跡から出土した遺物など約400点が、出土当時の写真などを交えて展示されている。

 伏見城は文禄元(1592)年、指月(しづき)の森に豊臣秀吉が隠居城として築城に着手するが、同5年7月の大地震で崩壊した。その後、指月の森の東隣の木幡山に2度の再建を果たすが、江戸時代の寛永元(1624)年、廃城になっている。

 淀城は秀吉が淀君の出産所として築くが、文禄3年に破却。徳川政権移行後の元和9(1623)年、淀君時代に築城された場所の南約500メートルに築かれた。

 特別展示では、これまでの調査で指月、木幡山両城から出土した金箔瓦約100点や、指月では「山城」と墨書された蓋や箸などを、この2年間の調査で出土した石垣の写真パネルとともに紹介している。

 さらに、一昨年の調査で出土し、指月城のものとみられていた石垣が、実は震災で崩壊後に築かれた木幡城に伴う大名屋敷の石垣とする同市文化財保護課の見解を示したパネルも展示している。

 また、淀城の石垣の写真パネルや伏見、淀両城前後の歴史として円墳の周壕から出土した埴輪(はにわ)片があるほか、現在の伏見区役所から出土した江戸時代後期の墓地跡から出たトウモロコシが目を引く。埋葬者の生前の好物として、炭化させた後に埋められた可能性が高いという。

 6月25日まで。午前9時~午後5時。月曜休館(祝日の場合は開館し、翌日休館)。入場無料。

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