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【関西の議論】まるで田中角栄氏のロッキード選挙!? 刑事被告人の身で圧勝したイケメン市長…岐阜・美濃加茂出直し選の“特殊事情”

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【関西の議論】
まるで田中角栄氏のロッキード選挙!? 刑事被告人の身で圧勝したイケメン市長…岐阜・美濃加茂出直し選の“特殊事情”

出直し市長選で再選を決め、支持者に拍手で迎えられる藤井浩人氏。人気ぶりを象徴するように多くの支持者が集まった=1月29日、岐阜県美濃加茂市の選挙事務所 出直し市長選で再選を決め、支持者に拍手で迎えられる藤井浩人氏。人気ぶりを象徴するように多くの支持者が集まった=1月29日、岐阜県美濃加茂市の選挙事務所

 事前収賄などの罪で2審で有罪判決を受け、刑事被告人のまま再選を果たした岐阜県美濃加茂市の藤井浩人市長(32)。自らの辞職により1月に行われた出直し市長選は事実上の信任投票となり、急遽(きゅうきょ)立候補した市民団体代表(72)を相手に8割を超える得票で圧勝した。上告中の藤井氏は裁判で有罪が確定すると自動失職となるが、支持者からは「市長は(司法に)いじめられている」「不当判決だと思っている」との声が多く聞かれ、その根強い人気ぶりを見せつけた。今回のようなケースは、ロッキード裁判で実刑判決を受けながら大勝した田中角栄氏の選挙を彷彿(ほうふつ)させる。有権者に司法判断を超えた選択をさせたものは何だったのか。(三宅有)

万歳なしの当選事務所

 藤井市長が再選された1月29日、市内の選挙事務所に恒例の万歳はなかった。市民が選出したのはあくまで刑事被告人。代わりに「ガンバロー」のコールが上がり、「無罪判決」を目指したシュプレヒコールのつもりで拳を掲げた支持者もいた。万歳は藤井氏から自粛の申し入れがあったといい、後援会関係者は「手放しの勝利ではなく大喜びはできない」と複雑な思いを吐露した。

 選挙は圧勝だった。藤井氏の得票は19088票(対立候補は4105票)で8割を超えた。有権者の関心も高く、県知事選、同市議補選と同日で行われたこともあるが、投票率は57・1%と、接戦となった前回の初当選時を4・24ポイント上回った。

支援者から絶大人気 市議会も有罪判決後の藤井氏続投を「見守る」

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