産経WEST

地中から円墳出土…「埋没古墳」を確認 兵庫・姫路市の関ノ口遺跡

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新


地中から円墳出土…「埋没古墳」を確認 兵庫・姫路市の関ノ口遺跡

関ノ口遺跡の発掘調査で発見された古墳 関ノ口遺跡の発掘調査で発見された古墳

 兵庫県姫路市埋蔵文化財センターは15日、同市網干区和久の「関ノ口遺跡」の地中から、古墳時代に造られたとみられる2基の古墳を確認したと発表した。地中で見つかる古墳は「埋没古墳」と呼ばれ、大阪府や神戸市などで出土しているが、姫路市では初めてという。

 市道建設に伴う区画整理事業で、昨年11月から約1200平方メートルで発掘調査した。

 同センターによると、深さ約80センチの地点で2基の円墳が東西に隣接して出土。円墳を囲む溝もそれぞれ確認された。1号墳(東側)は直径約10.8メートル、2号墳(西側)は同約11.6メートル。溝で発見された土器などから、1号墳は5世紀後半(古墳時代中期後半)、2号墳は6世紀後半(古墳時代後期)に造られたと推定される。

 古墳の周囲からは鎌倉~室町時代に開墾された畑の遺構が見つかり、2つの古墳はそのころに破壊され、土に埋まったとみられる。

 また、1号墳の東約25メートルの場所からは柱の跡が等間隔に並んで出土した。同センターの福井優技術主任は「祭(さい)祀(し)などが行われた施設があったのでは」と話している。現地説明会は18日午後1時半。雨天中止。問い合わせは同センター((電)079・252・3950)。

「産経WEST」のランキング