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【京都府立医大捜索】不整脈重篤化の危険性指摘 民間大手病院も虚偽診断か 京都府警が家宅捜索

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【京都府立医大捜索】
不整脈重篤化の危険性指摘 民間大手病院も虚偽診断か 京都府警が家宅捜索

暴力団組長の虚偽診断書をめぐり、関係先として京都府警の捜査が入った「康生会・武田病院」。報道陣の対応に追われる病院関係者=15日午前、京都市下京区(志儀駒貴撮影) 暴力団組長の虚偽診断書をめぐり、関係先として京都府警の捜査が入った「康生会・武田病院」。報道陣の対応に追われる病院関係者=15日午前、京都市下京区(志儀駒貴撮影)

 病気を理由に収監されなかった暴力団幹部について、京都府立医大病院(京都市)が虚偽の報告をしたとされる事件で、民間大手「康生会武田病院」(同)でも幹部の病状について虚偽の報告書を作成した疑いが強まったとして、京都府警は15日午前、虚偽診断書作成容疑などで同病院の家宅捜索を始めた。同病院は府立医大病院が医師を派遣する関係病院の一つ。府内に9つの病院を持つグループの中核病院で、病院と暴力団の癒着が疑われる事件は民間大手にも波及した。

 武田病院で指定暴力団山口組系淡海(おうみ)一家(大津市)総長、高山義友希(よしゆき)受刑者(60)の診察を行っていたのは心臓病治療を専門とする医師で、府立医大病院の吉村了勇(のりお)院長(64)の紹介で武田病院に勤務していたことも関係者への取材で判明した。

 府警は、府立医大病院の前に高山受刑者が受診していた武田病院への家宅捜索で、一連の虚偽報告の全容解明を進める方針。

 捜査関係者によると、武田病院は、平成27年6月に懲役8年の実刑が確定した高山受刑者について、昨年2月の刑の執行停止が決まる直前に、医師が「重症心室性不整脈」だと大阪高検に報告。命に関わる重篤化の危険性を指摘していた。この指摘が虚偽であり、高山受刑者の収監を妨げた疑いが持たれている。

 専門医によると、重症心室性不整脈は、生活態様に関わらず発作が起きた場合突然死の危険性がある。

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