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【京都府立医大捜索】捜査に専門性の「壁」 真相解明なるか…暴力団幹部の病状、診断書作成の経緯焦点

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【京都府立医大捜索】
捜査に専門性の「壁」 真相解明なるか…暴力団幹部の病状、診断書作成の経緯焦点

京都府立医科大学附属病院 外観=14日午後、京都市上京区 京都府立医科大学附属病院 外観=14日午後、京都市上京区

 医師が関わった診療報酬の不正受給も多数あるが、たいていは個人病院レベルにとどまり、今回のような公立の大規模病院で診断書偽造があったとすれば、極めて異例の事態だ。

 検察関係者によると、刑の執行停止を求められて診断書などの提出を受けた場合、刑事施設側の医師が診療データなどを基に、執行停止の妥当性をチェックしている。

 高山受刑者の場合、大阪高検は収監を見送る決定をした後も、何度か診療記録を取り寄せて容体を確認してきたが、「収監は困難」との刑事施設側の判断は変わらなかった。今後の捜査では、こうした基礎的なデータに捏造(ねつぞう)などがなかったかどうかもポイントになりそうだ。

 今回の事件の構図について、甲南大の渡辺修教授(刑事訴訟法)は「専門性のあるプロの判断を尊重するのが司法手続きの前提」と医師の信頼度の高さに言及。「職業倫理に反して虚偽の診断をすることを見越した制度設計は、そもそも困難だ」と指摘する。

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