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【京都府立医大捜索】捜査に専門性の「壁」 真相解明なるか…暴力団幹部の病状、診断書作成の経緯焦点

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【京都府立医大捜索】
捜査に専門性の「壁」 真相解明なるか…暴力団幹部の病状、診断書作成の経緯焦点

京都府立医科大学附属病院 外観=14日午後、京都市上京区 京都府立医科大学附属病院 外観=14日午後、京都市上京区

 大学病院の医師が病気をでっち上げ、暴力団幹部の「服役逃れ」に手を貸した-。京都府警が14日、強制捜査に乗り出した京都府立医大病院をめぐる疑惑。腎移植医療で国内トップクラスの実績を誇る施設だけに、「本当なのか」と業界に衝撃が広がった。病院側は同日夜、「疑惑はなかったと信じている」と釈明したが、暴力団幹部の実際の病状はどうだったのか、診断書作成の経緯に不審点はないのか…。真相解明に向けた捜査が始まった。

 「手心を加えることはあり得ない」。14日夜、報道陣の取材に応じた同病院幹部は陳謝しつつ、言葉をこう絞り出した。病院側は指定暴力団山口組系淡海(おうみ)一家の総長、高山義友希(よしゆき)受刑者(60)について、暴力団関係者と認識していたことは認めたが、適正な手続きを取っていたと強調。困惑した表情で「金品のお礼は一切ないはずだ」と話した。

 「ウイルスによる腎炎を発症する危険性があり、収監すれば病状が悪化する」

 高山受刑者の刑務所収容をめぐり、府立医大病院側は「反対」の立場を鮮明にし、検察当局に診断書や意見書を提出していた。

 高山受刑者は裁判中の平成26年7月に腎移植手術を受けた。執刀医の一人が吉村了勇(のりお)院長だった。最高裁は27年6月に上告を退けていたが、病院側の判断を受け、検察は刑の執行を停止するに至る。

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