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【世界を読む】「中国の国家主席が米大統領に言ってほしいことを」…“宗教界の国連”が恐れるトランプ政策の次の矛先

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「中国の国家主席が米大統領に言ってほしいことを」…“宗教界の国連”が恐れるトランプ政策の次の矛先

“宗教界の国連”とも呼ばれるWCRP日本委員会が開いた「新春の集い」。宗教・宗派の異なる宗教者ら約230人が鏡割りをするなどして親睦を深め合い、トランプ米大統領に対する懸念を共有した=1月25日、東京都杉並区(小野木康雄撮影) “宗教界の国連”とも呼ばれるWCRP日本委員会が開いた「新春の集い」。宗教・宗派の異なる宗教者ら約230人が鏡割りをするなどして親睦を深め合い、トランプ米大統領に対する懸念を共有した=1月25日、東京都杉並区(小野木康雄撮影)

 トランプ米大統領が選挙公約の実現に向け、就任直後から矢継ぎ早に大統領令に署名したことを、宗教界が脅威と受け止めている。大統領選でトランプ氏がイスラム教徒の入国禁止を訴えていた経緯があるからだ。“宗教界の国連”とも称される「世界宗教者平和会議」(WCRP)にとって、世界を分断させかねない政策は容認できないが、反トランプを鮮明にすれば宗教界への報復措置を招くのではないか、というジレンマも抱えている。

「品格のない英語を使って…」と皮肉

 WCRPは、世界90カ国以上のさまざまな宗教者が参加する国際NGO。異なる宗教同士の協力によって世界平和を目指している。1970年に京都で開かれた国際会議を機に創設されており、関西にゆかりの深い組織だ。

 活動内容に加え、ニューヨークの国連本部の向かいに本部事務所を構えていることから“宗教界の国連”と呼ばれることも。ちなみに本部事務所はトランプタワーから直線距離で約1・6キロしか離れていない。

 トランプ氏に対する警戒感があらわになったのは、就任式から間もない1月25日、WCRP日本委員会が東京都杉並区の立正佼成会本部で開いた「新春の集い」だった。

 来賓代表としてあいさつに立った明石康・元国連事務次長は、トランプ氏の名前をあえて出さず「非常に変わった方」と表現し、こう皮肉った。

 「私どもが使い慣れている英語とは違った、ちょっと品格のない英語を使って政治対話を行っている。世界で最も重要視され、最も力の強い国の大統領が『一国の利益を中心に行動する』と堂々と述べている」

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