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ホンモロコの産卵保護で、琵琶湖の一部で釣りも禁止へ

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ホンモロコの産卵保護で、琵琶湖の一部で釣りも禁止へ

東近江市の瓜生川でホンモロコを捕るために投網をする遊漁者(滋賀県水産課提供) 東近江市の瓜生川でホンモロコを捕るために投網をする遊漁者(滋賀県水産課提供)

 琵琶湖固有種のホンモロコの産卵を保護しようと、有識者や漁業者らでつくる県内水面漁場管理委員会は、産卵期間に主な産卵場である伊庭内湖(東近江市)や西の湖(近江八幡市)周辺河川での釣りや漁の禁止を検討している。規制によって琵琶湖のホンモロコが1~2割増加すると見込まれ、県民からの意見をとりまとめた上で今年度中に正式決定する方針。ホンモロコ漁では、漁業者を対象にした規制は行われてきたが、一般の遊漁者を含めた規制は、実現すれば初となる。

 禁止が検討されているのは、東近江市伊庭町の瓜生川の目崎橋下流端から天尾橋上流端▽同市躰光寺町の躰光寺川の躰光寺橋下流端から大橋上流端▽近江八幡市安土町香庄の山本川の西沢橋下流端から松原橋上流端-の3区間。

 期間は今年4~5月。ホンモロコ以外の魚を捕獲する場合でも、卵が踏みつぶされるなどの悪影響が懸念されるため、すべての水産動物が対象となる。

 ホンモロコは、琵琶湖の固有種でコイ科の淡水魚。上品な肉質で臭みが少ないことから人気が高く、平成初めごろまで年間200トン前後が漁獲されたが、近年は琵琶湖を取り巻く環境の変化で激減し、平成27年は16トンまで落ち込んでいる。

 こうした状況を受け、有識者や漁業者らでつくる琵琶湖海区漁業調整委員会は24~27年度の産卵期間、漁業者らに伊庭内湖での漁の禁止を指示。28年度からは琵琶湖全域で、漁業者らが産卵期間のホンモロコ漁の自主規制に踏み切ったが、遊漁者に対してはこれまで特段の規制は行われていなかった。

 現在琵琶湖のホンモロコの4~5割が伊庭内湖や西の湖の周辺河川で産卵するとみられているが、24~28年に県水産試験場が行った調査では、伊庭内湖周辺で3月下旬から5月にかけて1・2~5・1トン、西の湖周辺で1・3~5・7トンが投網や釣りなどで遊漁されていると推定される。

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