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遊具事故、背負ったランドセルが… かばん、衣類のひもやフードも思わぬ事態に

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遊具事故、背負ったランドセルが… かばん、衣類のひもやフードも思わぬ事態に

   

 大阪市住之江区で1月末、屋外の遊具で遊んでいた小学1年の男児(7)が意識不明となった事故は、背負っていたランドセルが遊具の金属製パイプに引っ掛かり、衝撃で首が前方のパイプにぶつかって圧迫されたのが原因とみられる。大阪府警住之江署は、数分間にわたって宙づり状態となり、呼吸困難に陥ったとみて調べている。

 遊具事故を調査している消費者庁は「衣類のひもやフード、かばんのベルトにより重大な事故につながる恐れがある。遊具の使用時は服装や持ち物にも注意してほしい」と呼び掛けている。

 男児は1月31日の下校後、市営住宅の敷地内にある複数の滑り台やジャングルジムを組み合わせた遊具を使用。同級生2人と一緒に、高さ約155センチの位置に設置された37センチ四方の格子を、上から地面に向けて通り抜ける遊びをしていた。市の調査では遊具に異常は確認されていないが、市内の公園などにある他の遊具の緊急点検を始めた。

 消費者庁によると、公園や学校の遊具における子供(12歳以下)の事故は、平成21年9月~27年12月に1518件を確認。入院や3週間以上の治療が必要な重大事故は397件あり、うち4件で4人が死亡した。

 衣類や持ち物が原因とみられるケースでは、雲梯(うんてい)の上から落下しランドセルと首が棒に引っ掛かったり、着ていたポンチョが滑り台の手すりに掛かり動けなくなったりして、2人が死亡した。消費者庁の担当者は正しい遊び方を教え、保護者が目を離さぬよう注意することも重要としている。

 子供の危機管理に詳しい神戸常盤大の松野敬子非常勤講師は「遊具には危険な部分があるという前提で、保護者だけでなく地域全体で子供を見守っていくべきだ」と話している。

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