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「幻の伏見城」木簡10点出土 馬の絵や日付入り荷札…「城の再現に役立つ発見」

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「幻の伏見城」木簡10点出土 馬の絵や日付入り荷札…「城の再現に役立つ発見」

初期伏見上「指月城」跡から出土した木簡 初期伏見上「指月城」跡から出土した木簡

 16世紀末に豊臣秀吉が築城した直後に大地震で倒壊し、“幻”ともいわれる初期の伏見城「指月(しづき)城」跡(京都市伏見区)で、墨書の木簡が出土していたことが2日、民間調査機関「関西文化財調査会」の調査でわかった。馬が描かれているものや、日付が確認できる荷札らしきものがあり、専門家は「幻の城の一端を垣間見る生々しい資料」などとしている。

落書きの絵馬?

 同調査会は昨年11月、同城跡から約14・5メートルにわたり石垣が出土したことを公表。このとき堀も出土していた。築城直後の文禄5(1596)年7月13日に発生した「慶長伏見地震」で城が倒壊した後、堀は埋められたとみられ、木簡は埋めた土に含まれていた。堀を埋めた作業員の弁当箱や箸とみられる大量の木製品と一緒に捨てられたらしく、計10点が発見された。

 墨書はいずれも、文字が滲(にじ)んだり消えかかったりしてほとんど内容が判別できないが、2点は保存状態が比較的良好だった。

 そのうちの馬の絵は、弁当箱の底板のように加工された板(縦約9センチ、横約11センチ)に描かれ、作業員らが見た光景を落書きしたと推測される。もう一つは縦約20センチ、横約3センチの木簡で荷札とみられ、「廿九(29)日」と書かれているが、上部が焼け焦げるなどしており、年月は不明。

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