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「ビジネスメール詐欺」国内外で続発、注意!…狙いは企業情報・マネー 大阪府警が初摘発

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「ビジネスメール詐欺」国内外で続発、注意!…狙いは企業情報・マネー 大阪府警が初摘発

 取引先を装って企業に偽の電子メールを送り、送金などを指示する「ビジネスメール詐欺」の被害が国内外で急増している。現金だけでなく、企業が持つ「情報」が狙われるケースもあり、大阪府警は昨年秋、偽メールを使ってライバル社から見積書を不正に入手したとして、貿易会社の社員を逮捕した。捜査関係者は「標的が企業のため、個人をだます振り込め詐欺よりも被害が大きくなる場合もある」と警戒を強める。(井上浩平)

取引先企業装い

 大阪府警天王寺署は昨年11月下旬、不正競争防止法違反(営業秘密の不正取得)容疑で、東京都内の貿易会社に勤める40代の男性社員を逮捕した。

 取引先のサウジアラビアの商社を装い昨年5月、大阪市天王寺区の貿易会社に商品の見積書を送るよう英文のメールを送信し、不正に見積書を入手したとされる。偽メールによる企業情報の不正取得を同容疑で立件するのは全国初だった。

 捜査関係者によると、逮捕された社員の会社と被害会社はともに、コンクリートに含まれる気泡を取り除く建設機械を海外に輸出する事業を展開。同じ販売代理店から機械を仕入れるなどライバル関係にあり、サウジの商社も共通の取引先だった。

 逮捕された社員は、サウジの商社のメールアドレスの数字を1カ所変えただけのアドレスを取得し、なりすましメールを送っていた。調べに対し、偽メールの送信を認め、「情報がほしかった」と供述した。

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