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【田淵幸一物語(18)】「田淵放出」記事の裏になぜ、日本シリーズのあの「大騒動」が?

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【田淵幸一物語(18)】
「田淵放出」記事の裏になぜ、日本シリーズのあの「大騒動」が?

ブレイザー新監督(右)を横に記者会見する小津球団社長。右手はやはりズボンのポケットに=1979(昭和54)年10月撮影 ブレイザー新監督(右)を横に記者会見する小津球団社長。右手はやはりズボンのポケットに=1979(昭和54)年10月撮影

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 『田淵放出』-どうしてこんな重大な情報が漏れたのだろうか。しかも各社一斉にである。この「謎」を解くにはその年(昭和53年)の日本シリーズを振りかえらなければならない。田淵のトレードとどう結びつくのか? まずは舞台を10月22日の後楽園球場に移そう。

 広岡ヤクルトvs上田阪急、3勝3敗の第7戦。ヤクルトの1点リードで迎えた六回、大杉の放った左翼ポールギリギリの打球は「ホームラン」と判定された。ところがこれに上田監督が「ファウルだ」と抗議した。そう、球史に残るあの「大抗議騒動」である。

 左翼フェンスの下から上空を見上げ「ポールの外側を通った。ファンも見ている」と説明する上田監督に対し富沢線審は「ポールの真上を通った」と抗議をはねつけた。もちろん、いったん下された判定は覆らないことは上田も百も承知している。10分足らずでベンチに帰りかけた。富沢線審がマイクで事情を説明する。

 「上田監督から抗議がありましたが、ポールの真上を通過しているのでフェアと判定しました」

線審を代えろ!

 このアナウンスに上田がキレたのだ。「何だその説明は! こっちの抗議内容も言え!」。三塁ベンチ前で始まったすったもんだ。実はこの時点で“争点”は「ファウルかフェアか」ではなくなっていた。上田監督が「あんな誤審をやる審判の下では試合はできない。線審を代えろ」と言い出していたのだ。

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