産経WEST

【衝撃事件の核心】「マジで死にかけたんですけど」突然壊れる〝自爆自転車〟の恐怖 実は輸入が9割、国内メーカー製品もメイド・イン・チャイナ?

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【衝撃事件の核心】
「マジで死にかけたんですけど」突然壊れる〝自爆自転車〟の恐怖 実は輸入が9割、国内メーカー製品もメイド・イン・チャイナ?

自転車を運転中に突然壊れ、けがをする事例が続発している。車と違って国が定める安全基準がないことも背景の一つとされるが、欠陥自転車をどう見抜けばいいのか― 自転車を運転中に突然壊れ、けがをする事例が続発している。車と違って国が定める安全基準がないことも背景の一つとされるが、欠陥自転車をどう見抜けばいいのか―

 若者の夢が奪われたケースもある。

 自転車で走行中にシャフトと呼ばれる部品が折れて転倒した20代の男性はメーカーに約820万円の損害賠償を求めて大阪地裁に訴訟を起こし、昨年7月に解決金400万円を支払う内容で和解が成立した。男性は右ひざ骨折や靱帯(じんたい)損傷などの大けがを負い、サッカーのプロ選手になる道が断たれたと訴えていた。

統一基準なく

 事故が相次ぐ一つの要因として、輸入自転車の増加も挙げられている。

 自転車産業振興協会によると、国内の市場に出回っている自転車の9割が輸入品で、その大半が中国で生産されているという。日本メーカーの現地工場も多く、日本メーカーの製品であっても、メイド・イン・チャイナということが少なくない。

 同協会の担当者は「部品の精度が低い輸入自転車もある。消費者も定期点検への意識が低く、壊れたら直す、という人が多い」と指摘する。国が統一した安全基準を定めていないことも一因といえる。

 NITEによると、20年度から24年度までの5年間に報告を受けた自転車の交通事故以外の事故件数は実に493件に上る。そのうち自転車の欠陥による事故は162件で全体の32・9%を占めた。

 原因を詳しく見ると、溶接や接合の不良、強度不足などで走行中に部品が破損したケースが66件で最多。組み立て段階でハンドルやチェーン、ペダルがしっかり固定されていない締め付け不足も目立った。モーターの電流制御に異常が発生し、急発進したり、バッテリー制御部から発煙したりといった電動アシスト自転車特有のものもあった。

続きを読む

「産経WEST」のランキング