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【大阪国際女子マラソン注目ランナー(3)】十八銀行・前川晴菜「スタートライン立ててうれしい」 故障乗り越え初舞台

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【大阪国際女子マラソン注目ランナー(3)】
十八銀行・前川晴菜「スタートライン立ててうれしい」 故障乗り越え初舞台

徳之島で合宿をする前川晴菜(宮沢宗士郎撮影) 徳之島で合宿をする前川晴菜(宮沢宗士郎撮影)

 待ち焦がれたマラソン初挑戦となる。高木孝次・十八銀行監督の反対を押し切っての出場。「ようやくスタートラインに立てることになってうれしい。まずは完走して次につながるものを勝ち取るのが目標」とあどけない顔で笑う。

 入社5年目だが、3、4年目は両足かかとなどを故障し、骨盤部の疲労骨折などもあった。毎年、春先には重度の花粉症に悩まされる。

 座右の銘は「安全第一」と一風変わっているが、けがや体の不調に苦しんできた競技人生だからこそ。「まずは身の回りから、練習できる環境をつくらないと」との思いが込められている。

「頑固なので出ます」

 マッサージを入念に行うようになり、マラソンに取り組む体ができてきた。高木監督はまずハーフ出場を勧めたが、「私が頑固なので、出ますと押し切った。何かが自分の中で変わるのでは」と直感した。ジョギングの長さを倍の2時間に伸ばし、食事もどんぶり飯を平らげるなど、急ピッチで仕上げている。

 「慎重な性格で思い切って勝負できない」と自己分析し、スピードよりもイーブンペースで押す走りに自信がある。だが、昨秋の全日本実業団対抗女子駅伝予選会では、前回の大阪国際で3位に入った竹中理沙(資生堂)を退け、1区区間賞を獲得。勇気あるレース運びをみせ、「これからもそういう風にできたら」と新たな自分のイメージをふくらませる。

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