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【大阪国際女子マラソン注目ランナー(1)】九電工・加藤岬「マラソンで絶対に成功したい」 強い意志、東京五輪がゴール

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【大阪国際女子マラソン注目ランナー(1)】
九電工・加藤岬「マラソンで絶対に成功したい」 強い意志、東京五輪がゴール

実業団女子の徳之島合宿で体幹トレ-ニングに取り組む加藤岬(宮沢宗士郎撮影) 実業団女子の徳之島合宿で体幹トレ-ニングに取り組む加藤岬(宮沢宗士郎撮影)

 2020年の自らの姿を明確に描く。「一番の目標は東京五輪の日本代表。マラソンで絶対に成功したいんです」。成功とは、すなわちメダル獲得。目標に向けて全力を尽くす。

 初マラソンだった昨年の大阪国際で6位に入賞した。ただ、後半の失速が著しく、「過酷だった」と振り返る。ダメージも大きく、レース後には右足脛骨の疲労骨折が判明。7月までまともな練習はできなかった。「このまま自分はフェードアウトするのかな」と不安に襲われ、自分より速く走る市民ランナーたちにも焦りを感じた。

 「2、3回くらい、心が折れかけた」が、雌伏の時を無駄にはしなかった。厳しく緻密(ちみつ)なウエートメニューを週5回こなし、水泳にも取り組んだ。バーベルで体が右に傾く悪い癖も矯正した。華奢(きゃしゃ)な体は体幹が鍛えられ、「連動がスムーズになった」。走りへの効果を実感し、9月には5000メートルと1万メートルで自己記録を更新した。

お祭り娘、東京五輪に向け全力

 2回目のマラソンとなる今回の大阪国際は世界選手権(ロンドン)の切符をつかみ取りにいくレースだ。「(派遣設定記録の)2時間22分30秒、それに近いタイムで」。人生初の長い故障を乗り越え、浪速路の女王を狙えるまでに成長を遂げた。

 「お祭り娘」と評される明るさが取りえ。マラソンは「つらい、きつい、しんどいの三拍子」と実感しているが、2020年への覚悟はだれにも負けない。

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