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映画「この世界の片隅に」の「聖地」、特別公開に希望殺到 国重文「旧澤原家住宅」 定員増を検討 広島・呉

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映画「この世界の片隅に」の「聖地」、特別公開に希望殺到 国重文「旧澤原家住宅」 定員増を検討 広島・呉

「この世界の片隅に」にも登場する旧澤原家住宅の「三ツ蔵」=呉市長ノ木町(呉市提供) 「この世界の片隅に」にも登場する旧澤原家住宅の「三ツ蔵」=呉市長ノ木町(呉市提供)

 アニメ映画「この世界の片隅に」の舞台となった呉市が、映画にも登場する国の重要文化財「旧澤原家住宅」(長ノ木町)の特別公開を企画したところ、定員の倍以上の参加希望が寄せられている。市も驚く反響で、大ヒット映画の人気を改めて示したかたち。担当者は「せっかくの機会なので多くの人に文化財を知ってほしい」と話し、2月18日の特別公開では定員を増やすなどの対応を検討している。

 「すずも生きた呉の町」と題して特別公開される旧澤原家住宅は市街地北東の山すそにあり、江戸時代から代々庄屋などの要職を務めた。旧街道に面して建物が残り、文化6(1809)年に建てられた「三ツ蔵」は同じ形の蔵が3棟並列する特徴的な造り。映画では主人公のすずが自宅から街へ行くたびに横切るシーンが描かれている。

 宝暦6(1756)年に瓦葺で再建された主屋南には広島藩主の視察の際に宿泊・休憩所とした「前座敷」があり、初代呉鎮守府司令長官官舎としても使われたという。

 「三ツ蔵」は通りから外観が見学できるほか、前座敷はこれまでも定期的に公開されてきた。映画公開後は“聖地巡礼”でロケ地見学が人気を集めており、市が主屋内部を含めた特別公開を企画して今月10日にホームページなどで参加者を募集したところ、20人の定員に対してすでに50人超の希望者が殺到。県外からの応募も寄せられているという。

 「これまでの公開は文化財に関心のある人が参加していたが、今回の映画をきっかけに訪れる多くの人たちにも呉の文化財の価値を知ってほしい」と市の担当者。見学方法を工夫するなどして参加者を増やせないか検討しているという。

 特別公開は2月18日午後1時半から。同2日必着で往復はがき(応募1人につき1枚)に住所、名前、年齢、電話番号を記入し、市文化振興課「特別公開 旧澤原家住宅見学」係(〒737-8501 住所不要)へ申し込む。問い合わせは同課((電)0823・25・3462)。

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