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富本憲吉生家に泊まろう 記念館を古民家ホテルに改装 奈良

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富本憲吉生家に泊まろう 記念館を古民家ホテルに改装 奈良

宿泊客室「竹林月夜(ちくりんげつや)」。富本憲吉の精神を肌で感じられる空間になっている 宿泊客室「竹林月夜(ちくりんげつや)」。富本憲吉の精神を肌で感じられる空間になっている

 近代陶芸の巨匠で第1回人間国宝に認定された奈良県安堵町出身の富本憲吉(1886~1963年)の生家が21日、古民家ホテル「うぶすなの郷 TOMIMOTO」として改築され、21日、オープニングセレモニーが行われた。3月1日から宿泊を受け付ける。文化庁によると、人間国宝の生家がホテルに転用される例は「聞いたことがない」といい、注目を集めそうだ。

 英国に留学し、陶芸家、バーナード・リーチとの出会いを機に作陶を始めた富本は青磁や白磁、染め付けのほか、赤地に金銀で模様を描く「色絵金銀彩」などを手がけ、故郷の風景や草花をモチーフに独創的な模様を編み出した。現在も根強いファンがおり、全国で巡回展が開かれている。

 生家は富本の没後、親交があった同郷の実業家・辻本勇氏が譲り受けて整備し「富本憲吉記念館」として運営。辻本氏自ら集めた作品や資料約500点を収蔵、公開していたが、平成20年に辻本氏が亡くなると維持管理が困難となり、24年5月に閉館した。

 所蔵品には評価額数千万円のものもあったが、全国の美術館に寄贈されたりオークションにかけられるなどして散逸した。

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