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【田淵幸一物語(10)】ルーキー掛布雅之の衝撃 大きな放物線を描く田淵のホームラン

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【田淵幸一物語(10)】
ルーキー掛布雅之の衝撃 大きな放物線を描く田淵のホームラン

田淵の打球に魅せられ、オープン戦で大活躍した入団1年目、18際の掛布=昭和49年 田淵の打球に魅せられ、オープン戦で大活躍した入団1年目、18際の掛布=昭和49年

 「どんなタマでもミート出来る即応性がある。若さに似合わないバッティングだ」と当時、阪神の1軍打撃コーチを務めていた岡本伊三美から絶賛され、金田監督の「シャープな動き。面白い存在になる」の判断で「1軍定着」が決まった。

 以後、53年オフ、突然の「別れ」がくるまで田淵の打球を見続けた掛布は後年、また違う言葉で表現した。

 「田淵さんはいつも“優しい”打球を打った」

--優しい打球?

 「そう、素手でそっと受け止めたくなるような打球。ボクが打つのは強い打球。素手では受けられない。たとえば…」

 ヒュルヒュルと花火が打ち上がる。ドーンと花開いたあと、残り火がひらひらと落ちてくる。

 「思わず、手で受けたくなるだろう。田淵さんの打球にはそう思わせる優しさがあるんだよ。長~い滞空時間。大きな放物線。甲子園の浜風に優しく乗せたホームランは田淵さんにしか打てないホームランだった」(敬称略)

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