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【阪神大震災22年】「救える命もある」 被災経験し医師に 熊本地震で恩返し

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【阪神大震災22年】
「救える命もある」 被災経験し医師に 熊本地震で恩返し

阪神大震災の被災経験を胸に、DMAT隊員となった北田真平さん=兵庫県西宮市 阪神大震災の被災経験を胸に、DMAT隊員となった北田真平さん=兵庫県西宮市

 命を救ってもらった恩返しをしたい-。平成7年の阪神大震災で倒壊家屋の下敷きになり、九死に一生を得た兵庫県立西宮病院の整形外科医、北田真平さん(37)=神戸市東灘区=は昨年、災害派遣医療チーム(DMAT)の一員として熊本地震の被災地に赴いた。災害医療は「判断ミスが死に直結する重い仕事」という認識のもと、使命感を胸に訓練に励んでいる。

 あの日、中学3年だった北田さんは自宅のがれきの下で死を覚悟した。ガスの臭いが充満する中、わずかな隙間に体を押し込め、暗闇に絶望しながら救助を待った。約4時間後に近所の人に助け出され、家族も全員無事だったが、近隣で多くの人が命を落としたことにショックを受けた。

 避難所の小学校にたどり着くと、講堂は重傷患者であふれていた。救急隊員はおらず、整形外科医の父がパジャマ姿で応急手当てを続けていた。医師として被災者に尽くす姿をまぶしく思い、「自分も災害現場で人を助ける医師になろう」と誓った。

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