産経WEST

【田淵幸一物語(9)】江夏の剛球を受けるためお風呂でも鉄アレイ…そして黄金バッテリーが誕生した

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【田淵幸一物語(9)】
江夏の剛球を受けるためお風呂でも鉄アレイ…そして黄金バッテリーが誕生した

入団会見を終え、学生服姿で江夏(左)と握手をかわす田淵 入団会見を終え、学生服姿で江夏(左)と握手をかわす田淵

 1ミリミットが外に動くだけでストライクが「ボール」と判定される。江夏の指摘は「捕手失格」と言われたのと同じだった。

 「これまで、江夏ほど速いタマを受けたことがなかったし、速球の威力にボクの腕がついていけなかった。その日から二の腕を鍛えたよ」。テレビを見ているときも、ご飯を食べるときも、お風呂へ入るときも田淵は鉄アレイを離さなかったという。

黄金バッテリー誕生

 こんな“一言”もあった。ある試合で田淵が「ストレート」のサインを出すとマウンドの江夏が首を振る。なら「フォークボール」とサインを変えるとまた首を振る。「江夏の持ちダマはこの2球しかないのに。7回も首を振るんだ。ふざけてんのかと思った」。田淵はマウンドに駆け寄った。

 「おい、ゆたか。オレのサインが見えてないのか?」。すると江夏は-

 「打者の気を外してるんや」

続きを読む

田淵幸一物語のニュース

このニュースの写真

  • 【田淵幸一物語(1)】「田淵はミスターTではない」と断言した村山監督
  • 【田淵幸一物語(1)】「田淵はミスターTではない」と断言した村山監督
  • 【田淵幸一物語(1)】「田淵はミスターTではない」と断言した村山監督
  • 【田淵幸一物語(1)】「田淵はミスターTではない」と断言した村山監督

「産経WEST」のランキング