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タミフルと異常行動や突然死「因果関係なし」 大阪地裁判決、原告の遺族ら敗訴

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タミフルと異常行動や突然死「因果関係なし」 大阪地裁判決、原告の遺族ら敗訴

 インフルエンザ治療薬「タミフル」の服用後に死亡した2人の遺族らが、副作用の影響を認めず救済給付金を不支給とした決定は不当として、独立行政法人「医薬品医療機器総合機構」(東京)に取り消しを求めた訴訟の判決で、大阪地裁は12日、因果関係を否定し、請求を棄却した。

 原告は平成14年に3歳で死亡した男児の両親=兵庫県宝塚市=と19年に44歳で死亡した男性の妻=同県伊丹市=のほか、一時的に意識障害となった男性(25)=京都市。原告側は控訴の方針。

 判決理由で山田明裁判長は「異常行動や突然死はインフルエンザ自体でも生じる可能性があり、因果関係を認める調査結果はない」と指摘した。

 判決によると、死亡した2人は服用当日と翌日に呼吸が停止。意識障害を起こした男性は17年12月、服用後に脱力や眼球の異常な動きが起き、入院した。

 判決後、伊丹市の原告女性は「夫の体調は良く、インフルエンザが悪化したような状況ではなかった。納得がいかない」と話した。機構の担当者は「妥当な判決と認識している。引き続き救済業務を公正に行いたい」とコメントしている。

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