産経WEST

【田淵幸一物語(5)】送りバントの指示を出した村山監督 「なぜ?」詰め寄るトラ番記者との溝

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【田淵幸一物語(5)】
送りバントの指示を出した村山監督 「なぜ?」詰め寄るトラ番記者との溝

打席でガックリ! 4月26日の広島戦で初の「四番」で先発出場した田淵だったが 打席でガックリ! 4月26日の広島戦で初の「四番」で先発出場した田淵だったが

前のニュース

 「もう無理やで」と一度は諦めかけた「四番・田淵」。昭和45年4月12日の開幕ヤクルト戦で「六番」に起用した村山監督だったが、19日の巨人戦で高橋一から今季第1号を放ち、22日の大洋戦で2号、25日の広島戦で3号ホーマーをかっ飛ばすと心が揺らいだ。そして26日の広島3回戦の試合前、「きょうは22番が四番やで!」とトラ番記者たちに宣言した。

 「ずっと時期を見図らっとった。最近、よう当たっとるし、今が踏み出すときや、と思ったんや」。発表された先発オーダーは次のようなメンバー。

 ●昭和45年開幕オーダー●

(1)(左) 池 田    

(2)(二) 安 藤    

(3)(遊) 藤田平    

(4)(捕) 田 淵    

(5)(中)バレンタイン  

(6)(一) 遠 井    

(7)(右)カークランド  

(8)(三) 大 倉    

(9)(投) 若 生    

 だが、現実は厳しい。広島のベテラン大石の前に大振りを繰り返す「四番」田淵。三回2死一、三塁では左飛。六回の無死一、三塁のチャンスでは外角のスライダーで投ゴロに打ち取られ、結局、4打数ノーヒット。村山監督の落胆は大きかった。「やっぱりあかなんだなぁ。工夫が足りんわ」と次の大洋戦からもう「五番」に降格したのである。

続きを読む

田淵幸一物語のニュース

このニュースの写真

  • 【田淵幸一物語(1)】「田淵はミスターTではない」と断言した村山監督
  • 【田淵幸一物語(1)】「田淵はミスターTではない」と断言した村山監督
  • 【田淵幸一物語(1)】「田淵はミスターTではない」と断言した村山監督
  • 【田淵幸一物語(1)】「田淵はミスターTではない」と断言した村山監督

「産経WEST」のランキング